新陰流(剣術)多摩の紹介


新陰流仕込杖審査「初伝」に3会員が合格

 🐯新陰流正伝上泉会多摩道場は令和6年3月、島正紀師範長のもとで新陰流仕込杖(しこみつえ)審査を実施して、多摩会員の杉森昌樹、志水祥介、青木伊之の3名が、「初伝」に合格しました。伝授証の手交は6月の予定で、当道場初の仕込杖伝位取得者となります。これまで「表之杖」の稽古を積んできましたが、4月からは「裏之杖」の修得に進んでいます。仕込杖独特のしごき打ちなどが課題に加わりました。

 

第3回氷川神社演武会に参加

 🐯令和6年3月17日(日)、武蔵一之宮氷川神社(さいたま市)で新陰流正伝上泉会が演武を披露しました。多摩道場からは杉森昌樹・目録が参加し、本伝の「七太刀」と「燕飛」の使太刀に立ち、皆伝・師範を相手に日頃稽古の成果を観客に披露しています。演武では、新陰流の内伝と本伝を続けた後、制剛流抜刀術の居合・立合を挟んで、観客に楽しんでもらいました。氷川神社の演武は今回が3回目になります。

 <杉森昌樹・目録の参戦記>

 天候に恵まれ、上泉会会員の氷川神社参拝後、境内の舞殿で演武会が始まりました。演目自体は非常にスムーズ進み、予定通りの時間に終わりました。

 境内は前回同様、参拝者が多く、足を止めて演武をご覧になる方が結構おられ、また結構赤ちゃんの「お宮参り」の方たちがいらっしゃいました。今回は、居合がプログラムの中ほどにあり、「居合表」「七箇条」「居合裏」と進み、見ていた方から評判が良かったみたいです。

 今回、本部で普及部長を務める石川宗成(内伝・師範代)さんがQRコードを印刷した紙を持ってこられ、目録以下の会員で参拝者の方たち(主に若者から40歳代くらいを中心に)配りました。スマホでQRコードを読み取れば、上泉会のHPへ飛ぶ仕掛けになっております。

 配布中に何人かの方が興味を持たれて、質問等されました。私も20歳代の女の子グループや20歳代男の子の二人連れ、30歳代の若夫婦等に「私は多摩道場の者ですが。大宮にも道場がありますから、ぜひ新陰流をはじめませんか」とアピールしました。 

 演武会と会場の雰囲気については大体こんな感想です。

 

令和6年第1回打太刀講習会に参加

 🐯新陰流正伝上泉会は令和6年2月25日、新年度初の打太刀講習会を開催し、外伝試合勢法「続雷刀」の最後に位置付けられている「秘伝三勢法」を、初めて目録以上の伝位者に広く教習した。多摩道場からは川部正昭(道場長、皆伝・師範)と杉森昌樹(目録・准教士)の参加だった。

 

動画掲載の準備

 🐯新陰流正伝上泉会多摩道場は近く、動画を使った広報活動を始めます。今は、静止画と文字情報でホームページなどを構成していますが、準備ができ次第、SNS試作品から取り掛かり、より良い情報を提供できるはずです。制作等は青木伊之・目録位(広報担当)です。多摩新陰流クラブと町相新陰流クラブは3月からこちらを中心にPRをしていきます。ご期待ください。

 

青木会員が3人目の目録位、杉森会員が初の准教士に

 🐯令和6年1月11日、多摩道場で新陰流正伝上泉会の伝授式があり、島正紀・上泉会師範長から青木伊之会員(天狗抄奥位)が目録位に、杉森昌樹会員(目録位)が准教士に、それぞれ列せられました。多摩道場では、3人目の目録、初の准教士、が誕生しました。

 目録位は高弟となる伝位です。これまで稽古してきた「内伝の勢法(かた)」の完成を目指して、使太刀だけでなく打太刀の技にも取り組むとともに、「本伝の勢法」を習得する難しい教程に前進します。本伝の第一歩は「七太刀」で、打ち・切りと身体の使い方が複雑になり、更に「燕飛」本伝から順次複数の本伝を学ぶことになります。

 また、准教士の資格は、上泉会の入門から初級までに学ぶ「大転」から「小転」の勢法を教授できる、上級者になったことを示します。杉森会員は、普段の稽古ではこれらの打太刀を既にこなしていますが、正規の演武会でも打太刀に立って指導できる資格を得ました。新規の入会者の鳥飼方式の指導(1対1の個別指導方式)で力量を示せることが楽しみになります。多摩道場で修行して初めての指導員の誕生です。

 

令和6年新年演武会を実施

 🐯新陰流正伝上泉会は令和6年1月、多摩道場の新年演武会を八王子市立由井第二小学校体育館で4日に実施、本部の新年演武会・新年会を墨田区立総合体育館・駅近の居酒屋で6日に開催し、新年も新陰流の一段の興隆が達せられるよう、祈念しました。

 多摩道場の新年演武では、川部正昭(道場長)皆伝師範と杉森昌樹(道場長代理)目録とで新陰流「三学円之太刀」「七太刀」「天狗抄」及び、制剛流と新陰流仕込杖を祝儀として取り組みました。また、本部の新年演武では、川部の打太刀と杉森の使太刀の組み合わせで「七太刀」を披露し、川部は「九箇之太刀」本伝の使太刀も担当しました。参加は上級者15名で冒頭、新たに2名の師範代理の称号授与もありました。

 本部道場の新年演武と新年会の一部様子をフォトギャラリーに掲載しました。

 

令和6年春の「新陰流体験会」企画

 🐯多摩新陰流クラブ(新陰流正伝上泉会多摩道場)は、令和6年春の「新陰流の体験会」を開催します。2月18日(日)と同22日(木)です。この体験会は、小学生から女性を交えた壮年、シニアのだれでもが参加できる、幅広い市民サービスとして毎年、継続開催しています。

 今回の開催計画は、いつもの八王子市広報紙2月15日号「ひろば」には掲載されないため、このホームページと各種SNSでPRし、広く参加者を募ります。開催要領は以下の通りです。 

1、名称  剣術「新陰流」体験会

2、日時・場所  令和6年 2月18日(日) 午前10時~11時10分  中止

           場所:八王子市由井市民センター体育室

         同    2月22日(木) 午後7時20分~8時30分 

           場所:八王子市立由井第二小学校体育館

3、<注意> インフルエンザや新型コロナウイルスの感染状況を見て、事前に開催を判断します。

4、各回、先着5人(原則として新陰流の未経験者男女)、小学生は3年生以上(必ず保護者同伴で)。

5、参加費 200円(資料代)、袋竹刀は貸与。体育着で上履き運動靴(足袋も可)をご持参ください。

6、必ず「事前申し込み」を願います。時刻が合わない希望者は、当ホームページの「問い合わせ」欄で連絡するか、世話役の川部に電話連絡をください。 川部の☎:080-5022-4782(昼間) 

 

3年ぶり納会、広報活動を議論

 🐯令和5年12月15日、多摩新陰流クラブとして3年ぶりの「納会」を、JR八王子駅近くで楽しみました。新型コロナウイルスのため宴会自粛を続けてきたのをようやく解放して、会員一同、招待者を含めて、餃子専門店に集って、杯を重ねました。

 席上、新年は会員増を図ることが大きな課題になるので、体験会の開催を引き続き重ねるだけでなく、新たにSNSを活用した積極的なPRと入会者獲得につなげる方策に取り組むことが中心の話題になりました。これらの活動は直ちに始まります。ご期待ください。

 休会者もそろそろ復帰するでしょうから、準備に取り組みます。外国人への呼びかけも復活です。

 

令和5年第4回の打太刀講習会に参加

 🐯新陰流正伝上泉会は令和5年12月10日(日)、「打太刀講習会」を開催しました。伝位が目録以上の上級会員が対象で、新陰流の正伝を間違いなく伝えるための研修です。従来は不定期で実施していたものを定期的に開催する公式行事にして、令和5年は4月、6月、9月に続く定期開催の4回目です。

 一対一で向き合う普段の稽古では指導者によって微妙にずれる可能性のある技を、統一したものに整えて正伝を間違いなく引き継ぐのが狙いです。今回は「天狗抄」の研修で、とりわけ間合いの取り方を課題にあげたほか、「二刀」「二刀打ち物」など繰り返し稽古を積んでいます。多摩道場からは道場長の川部正昭と目録の杉森昌樹が参加しました。

 今後はさらに上級の型まで踏み込んでゆきます。この成果は、本部道場、大宮道場、多摩道場の有資格者が、自身の技と型を丁寧に“修正”して、各道場に持ち帰って上級者、中級者・初級者・初心者の全てで統一した稽古ができるよう、生かすことになります。

 

令和5年上泉会演武大会に参加、少年部会員も初演武

 🐯令和5年11月3日(祝日)、靖国神社能楽堂(東京・千代田)で「第14回新陰流正伝上泉会演武大会」が開催され、多摩道場の会員・指導員も日頃の成果を、時に百人を超える観客が見守る前で披露しました。とりわけ、上泉会の歴史で初めて小学生による演武を多摩道場少年部会員が演じ、聴衆の強い関心を引いています。

 多摩会員では、今年初めて目録位で臨んだ杉森昌樹が「外雷刀(相雷刀)」と「天狗抄」を、今年夏に目録位となった志水祥介が「奥義之太刀(内伝)」と「外雷刀(撥草~猿廻変)」の使太刀に立ち、内伝・師範代の石川宗成が「鎧武者演武」「制剛流抜刀術」と、とりわけ外国人観客の耳目を集めた演武に加えて、新陰流「奥義之太刀本伝」の使太刀なども披露し、演武会の中心的な役割を担い、技量のほどを観客に楽しんでもらいました。

 また、少年部初伝の戸田建広は、「三学円之太刀」と「九箇之太刀」で共に取上げ使いの使太刀となり、多くの観衆の前でも臆することなく演じ、上泉会の歴史の―ページを立派に記しました。道場長の師範・川部正昭は、戸田初伝の打太刀を努め、皆伝者演武で本伝「三学円之太刀」の使太刀を披露しています。多摩道場にとって誇り高く歴史に残る演武大会となりました。

 演武終了後は少年部会員を入れた記念撮影をし、その後には直会に移り、コロナ禍を配慮しつつ、地味ながら懇親を深めました。

 

令和5年上泉会合同合宿を開催・参加

 新陰流正伝上泉会は令和5年9月30日(土)~10月1日(日)、群馬県前橋市内で恒例の合同合宿を開催しました。初日は午後に県生涯学習センター体育館で4時間の集中稽古。2日目は午前に上泉町自治会会館ホールで2時間の稽古、昼からは新陰流流祖である上泉伊勢守信綱の菩提寺である西林寺(前橋市)を訪れ、墓参・法事と墓前演武を無事執り行いました。多摩道場関係者の演武は、杉森昌樹・目録が「七太刀」(本伝)、志水祥介・目録が「奥義之太刀」(内伝)の共に使太刀を使い、川部正昭(師範)が打太刀を務めて、流祖に報告する形となりました。

 新型コロナウイルスが終息していないため、開催には慎重な準備をしましたが、自粛会員もかなりの数が出て、参加者は例年を下回る約20名にとどまりました。しかし、若手が軸になった中級会員の稽古と墓前演武が予想以上に充実したものとなり、大きな成果が上がったと言えます。楽しみにしている稽古・演武後に設ける懇親の席は、両日ともかなり豪華なものになりました。ただ、残念ながら、個々人の技量と型、新陰流の歴史の伝承に大きく寄与する、初日夜の恒例の「座学」は場所の確保が難しかったこともあって、今回も断念せざるを得ませんでした。

 フォトギャラリーに会員の表情の一部を掲載しています。

 

新陰流正伝上泉会創立37年演武会に参加

志水祥介に「目録」伝授

 新陰流正伝上泉会は令和5年8月26日(土)、新宿コズミックセンター(東京・新宿)武道場で「創立37年記念演武会」を開催し、多摩道場からも川部正昭道場長(皆伝・師範)のほか、杉森昌樹(目録)と志水祥介(目録)の両会員が参加し、日頃の鍛錬成果を会員各位に披露しました。

 冒頭、志水会員は島師範長から目録伝授(令和5年7月)の報告を受け、伝授記念演武では川部師範が打太刀に立って「燕飛六箇之太刀」を演じています。会員演武では、多摩道場指導員の石川宗成(内伝・師範代)が「奥義之太刀本伝」の使太刀と「天狗抄本伝」の打太刀を担当したほか、杉森会員は「七太刀」と「外雷刀」の2つの使太刀、志水会員が「奥義之太刀」の仕太刀を披露し、日頃稽古の成果を堂々と示しました。川部道場長は皆伝者演武で「三学円之太刀本伝」の仕太刀を務めました。

 この演武会は上泉会の前身である「日経新陰流クラブ」創立以来、毎年開催しているもので、創設以来、島正紀師範長が会長を務めている新陰流正伝上泉会の最も古くからある演武企画です。演武会の終了後は近くの中華料理店で、暑気払いとして久々の宴会となり、散会しました。

 なお、新陰流正伝上泉会では伝位「目録」からは高弟と呼ばれ、後進の指導にも取り組み、全体の発展に貢献することを期待されます。多摩道場は、今では皆伝・師範のほか2名の目録者を擁して、一層の充実した稽古に取り組むことになります。

 

令和5年夏の「新陰流体験会」企画

 多摩新陰流クラブ(新陰流正伝上泉会多摩道場)は、令和5年「新陰流剣術の体験会」を企画しています。8月20日(日)と同24日(木)に準備してきましたが、変更した内容は以下の通りです。

 「新陰流剣術の体験会」は、小学生から女性を交えた壮年、シニアが参加する、幅広い市民サービスとして毎年、継続開催してきました。今回の開催計画は、いつもの八王子市広報紙8月15日号「ひろば」には掲載されないため、要領を変えています。 

1、名称  剣術「新陰流」体験会

2、日時・場所  令和5年 8月20日(日) 午前10時~11時15分 ➡ 中止

           場所:八王子市由井市民センターみなみ野分館会議室

              2月24日(木) 午後7時15分~8時30分 

           場所:八王子市立由井第二小学校体育館

3、<注意> 酷暑の影響や新型コロナウイルスの感染状況を見て、開催を判断します。

4、各回、先着5人(原則として新陰流の未経験者男女)、小学生は4年生以上(必ず保護者同伴で)。

5、参加費 200円(資料代)、袋竹刀は貸与。体育着で上履き運動靴(足袋も可)をご持参ください。

6、時刻が合わない希望者は、当ホームページの「問い合わせ」欄で連絡するか、世話役の川部に電話連絡をください。 川部の☎:080-5022-4782(昼間) 

 

第二回品川神社演武を開催

 新陰流正伝上泉会は令和5年6月3日(土)、品川神社(東京)の祭礼に合わせて「新陰流演武会」を開催しました。4年前に初めて実施しながら、新型ウイルス禍が長引いたため、見送りが続いていた催しを再開したものです。本部道場の会員が中心になったナレーション付きの演武です。多摩道場からは、指導陣の石川宗成(内伝師範代)が「小太刀下段変・雷刀変」の打太刀、「奥義之太刀本伝」「三学本伝」の使太刀、制剛流抜刀術の「立合表・裏」と、上級会員を代表する形で多彩に披露し、金子磨古刀(内伝教士)が「三学本伝」「七太刀」の使太刀を演じています。師範道場長の川部正昭は「三学本伝」の使太刀と打太刀を担当しました。

 「試合勢法」は神社の庭で演ずる計画でしたが、前々日から降った台風の影響で足場がぬかるんでいたため、「内伝」「本伝」の型を含めた演武は全て神楽殿で執り行っています。参拝客も多かっただけに、目の前で迫力のある動きを見てもらえず、いささか残念な感も残りました。

 フォトギャラリーに多摩会員を中心にした演武での活躍を掲載しています。 

 

多摩道場に「少年部」開設 小学5年生が入会

 新陰流正伝上泉会多摩道場の「少年部」に令和4年5月、八王子市内の小学校に通う5年生の男子が入会しました。とても熱心に稽古に取り組み、基本の体力チェックと礼儀作法の勉強から、基本技だけではなく、早くも初歩の型太刀である「三学円之太刀」(取り上げ使い)の習得に進んでいます。6月初めの稽古には「一刀両段」「斬釘截鉄」から「半開半向」へと踏み進みました。

 豊かな才能を感じますが、じっくりと新陰流の術理を学んで、基礎体力のトレーニングと日本文化の習得へと進むよう、指導することにしています。

 

 令和4年5月、新陰流正伝上泉会多摩道場に「少年部」を開設しました。入会の条件は、原則として小学校4~6年生で、保護者と共に安全の確保に努め、新陰流の術理を初歩から身につけること、などに同意していただきます。入会金は1,000円(教科書代を含む)、月会費は1,600円です。規定に沿った袋竹刀(新陰流の中太刀)や稽古着・袴は、入会後に追い追い揃えて頂きます。

 「少年部」の開催概要

①稽古時間  毎週木曜日午後5時45分~6時45分

②稽古場所  JR片倉駅近くの公的体育施設

③教習内容  剣術『新陰流』の基本術理、礼儀作法、基礎体力づくりなど

④指導者   新陰流正伝上泉会の称号保有者(現在は師範・多摩道場長の川部正昭)

⑤催事参加  新陰流正伝上泉会が主催する日帰り公式「演武会」に参加できる

⑥問合わせ  本ホームページの「お問い合わせ先」か

       責任者の川部のメールへ  kawave@world.ocn.ne.jp

 


上泉会10周年記念演武大会の写真

東京道場32周年記念演武の写真



平成29年春「演武・体験会」の写真


平成29年新年演武会の写真



新陰流トラ丸
新陰流トラ丸


多摩新陰流クラブ


町相新陰流クラブ


発足当初の指導陣です。

左から 長谷川師範

    川部道場長

    島道場師範

    高橋教士

 


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  多摩新陰流クラブ・町相新陰流クラブ

  TEL 042-636-7440

いずれも 川部正昭(道場長)